クライミングジム R&F

2017年9月9日 by 宮嶋悠

本、読みませんか★お勧め3冊

こんにちは~スタッフの宮嶋です。なんて涼しいんだ急に!秋ではないですか。秋は岩本番ともいえる季節ですが、夏どれだけ頑張ってきたかが試される時期でもありますね。岩は人を成長させてくれるわけです。
けれども毎日毎回全力出して登れるわけではありません。怪我をしたり仕事や家庭が忙しかったりすることもあります。そんなとき、ほんの少しでも時間があるときクライミングのために何をするかということです。趣味でやってるだけなんだからそこまでしないよ!って方!全然けっこうです。趣味にとどめてください。けどもう少し奥のほうまでクライミングを覗いてみたい って方!気持ちを強くしたい!って方!何よりクライミングが好きだという方!ぜひ 本を読みましょう!

 

トレーニングなどのHow to 本や、コンペティターたちの戦歴が載った雑誌、動画などを見ている方はかなり多いのではないでしょうか。けれども活字の本というのは全くの別物です。書く側の、強い思いが反映されています。それを読んでも強くなれない、自分のクライミングとは関係ないといわずに、奥行きを深めるために本を読みませんか?人の思いや歴史は、普段の自分のスタイルや姿勢を変えてくれるでしょう。そしてきっと、強さになって自分に返ってきます。
ここでは3冊の本を紹介します。

まず1冊目。これは私が初めて読んだクライミングの本です。始めて半年くらいする前でしょうか。ほんとに始めたばっかりの時に読みました。なので、クライミング初心者さんはまずこれをお勧めします。もちろん誰でもお勧めです。読んだのが7年以上前・・ なので不明瞭な点があります。

『ユージ★ザ・クライマー』羽根田治 2004 山と渓谷社

一世を風靡して今なお頂点に立つフリークライマー 平山ユージの生い立ちから現在(当時)にいたるまでのお話。クライミングに対してどのような努力をし、どのような思いでやってきたか。その情熱が本から伝わってきて、初心者の私は「ここまでやれるからすごいんだ」すごいのは才能だけじゃない お金でも環境でもない と思わせてくれました。そしてざっくりと、クライミングのスタイルについて触れ、平山ユージがどのようにそれらと向き合い順応してきたかが書いてあります。

なぜ初心者さんにお勧めかというと、ほぼスポートクライミングが樹立した中でクラシックなクライミングについて触れているので、広がりが分かりやすいのです。例えば、5,10 の5 って何なのか とか。今皆がやってるスポートクライミングが、クライミングの中でどのような位置づけなのかってこともざっくり書かれています。今の自分の環境から本の内容を想像しやすいってことですね★

 

2冊目…

『我々はいかに「石」にかじりついてきたか 日本フリークライミング小史』菊地敏之 2004 東京新聞出版局

ずっと読もうと思って読めておらず、やっと最近読みました。今まで読まなかった自分が恥ずかしい!そんな当たり前のようで知る人ぞ知る、日本のフリークライミングの歴史。図書館で借りて、面白かったのでamazonで買おうとしたら廃版なのか中古でも倍以上の値段に・・。昔の本って貴重ですね。といっても2000年台を昔には思えない。10年以上前なのに。ぜひ図書館へ!

アマゾンのレビューの一部には・・歴史書っぽくて面白くない なんて声が。いえ、これは歴史書とタイトルにあるのに、ハウツー本を期待したような浅はかな人の感想でしょう。その歴史は驚くほど短く、あっという間に語られています。その凝縮ぶり・激動ぶりがまた面白いです。しかも浅田次郎っぽいライトな語り口調で読みやすいのでおすすめ。

ただし、この本は初心者さんが読んでも・・上のような感想になってしまうかもしれません。せめて一度はロープを付けたことのある方、岩のラインを自分なりに考えたことのある方、フリーという意味・意義について知っている方、これからも長くクライミングを続けたい方 が読むとより良いと思います★

最後は・・変化し続けたクライミングへの眼差しが、自分の人生を振り返っているようで感動してしまいます。歴史というと勉強や知識として覚えるようなイメージがありますが、そんな肩肘張らずに、感情として入っていけば 十分過去へのリスペクトになるでしょう。

 

最後3冊目。

『クライミング フリー 伝説を創る驚異の女性アスリート』リン・ヒル 小西敦子訳 2006 光文社

こちらは文庫版をアマゾンで買えました。原書も買おうかと思いましたが高いのでやめました汗 これはですね、ぜひ!女性陣に読んでいただきたいです。もちろん男性にも。まっすぐにクライミングに向き合っている女性ならではの気持ちと気合が、きっとわかるでしょう。なぜクライミングに惹かれるのか。よくあるような虚栄心、競争心とは違った、女性ならではの優しく強い考え方が魅力的です。本当の強さとは何かを語りかけてくるような美しいお話です。

リン・ヒルの自伝的なものでもあるのですが、当時のヨセミテの様子やクライマーにまつわる面白い話も載っています。詳しくは言いませんが、クライマーが謎の組織に次々と消される話はドラマさながらです・・怖い。

様々なギアや技術の話も出てくるので、調べながらゆっくり読めば・・本来の冒険的なクライミングの世界を想像できます。

 

 

長くなってしまいましたが、いかがでしたか?たまにや雑誌やハウツー本、動画やネットではなく、本をじっくり読むのもいいですよ★自分の好きなクライミングの世界が、より豊かになるといいですね♬

 

 

 

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