クライミングジム R&F

2017年8月8日 by 宮嶋悠

強さって

こんにちは スタッフの宮嶋です。台風で雨続きでしたが、月曜は初心者さんとGC挑戦者で早い時間からお客さんが来てくださいました^^

 

さて、船橋ロッキーからリリースされている岩を登る人による岩を登る人のためのクライミングジャーナル『ROCK CLIMBING』3号が出ましたね。私はボルダラーですが、いろんなクライマーのお話は面白くそれぞれの哲学や思想に触れる機会があってとても貴重です。分野の違うレジェンドたちの語りは、自分のような端くれにも大きなものを与えてくれます。

3号終盤の竹内氏の文面に胸を撃たれ深い共感をおぼえました。

 

何千年もかけて自然が作り上げた岩とそれを登る人をアートとして捉える。ボルダリング=芸術。(中略)かっこよさを追求するアート。僕は今でもボルダリングはスポーツではないと思っている。そしてそう感じられる人とだけ一緒に登っていたいと思っている。ただ、思ってただけだったので、気づいたらクライミング界は真逆の方向に進んでしまっていた。

 

なので、思うことがあるのなら、やっぱり発信することも大事なのだと、このブログも拙くはありますが書く価値があるんだと思って書きます。ちなみに上の文章は、抜粋だけでは伝わりきらないし、ご本人も文章だけで伝わらないと思っているはずなので、とりあえず『ROCK CLIMBING』を読むことをお勧めします。あとDVD観るとか。あといろんな岩登りの人のブログを読むとか。

 

 

テレビCMで 塾や家庭教師 この夏はYDK(やればできる子) を見ていてふと思いまして👓

勉強が嫌いな子は、勉強が出来ないから嫌い。面白くない。それをできるように指導して、勉強を楽しくする・・ というのが多くの塾や家庭教師たちの使命。

なんかクライミングでもこんなこと言う人がいるような。出来れば楽しい、出来なければつまんない💣

けれども学者さんとなると、どうでしょうか? 彼らがやってるのは、わからないこと・未知の世界への探求であって、正解が見えていることではありません。謎だから面白そう、すごそう と思ってやっているはずです。そしてその人たちが先端を走っている。

クライミングも、つまりクライマーも 出来るかどうか分からないけれど、面白そう、カッコいい、わくわくする・・ 出来ないことや未知のことだからこそキラキラしてきます。そしてその問いを自然が与えてくれるのです。

なんか似てませんか。笑 出来ないからつまらない と思ったとき、そこにクライミングの神様はいません。同時にクライマーでなくなってしまうかもしれません。クライミングの神様はその先で待ってます。

 

強いクライマーって何なんでしょうか。強さってなんだと思いますか。というか、正解は一つだと思いますか❓

( コンペで優勝できる人ですか?ワールドカップに出てる人ですか? 単純にグレードが高いものを登れる人でしょうか。それともマルチにどんなジャンルでもこなせる人でしょうか。

( 他人を顧みず自分と向き合える人でしょうか。安易にムーブを聞いたりしないで自分で解決しようとする人でしょうか。とにかく粘って完登するまで諦めない人でしょうか。辞めずに登り続けているひとでしょうか。

( スタイルにこだわってノーマット、フリーソロ、グラウンドアップ、ナチュラルプロテクションで登る人でしょうか。知識のある人でしょうか・・。

こんなにたくさんのキーワードがありますが、だいじなのは自分が思う強さが何かを考えているか ってことだと思います。だから正解はひとつじゃないです。クライミングのムーブだってそうでしょ。

 

私は、自然の岩とか環境を美しいと感じて謙虚な気持ちで 渾身のトライで岩に恥ずかしくないような登りをしたいなと 思います。気持ちをぶつけるっていうか。ぶつけるんだけど、攻撃するんじゃなくて岩や自分と向き合うって意味で。一点に向かって気持ちがクリアになる感じ。それができれば登れなくても、それが楽しい。また次の強さを見つけた喜びもあるし。このライン(岩)にふさわしい強さになりたいな みたいな。だからこそなるべく綺麗な岩登りたいし。あんまりひと気のない場所のほうがワクワクするし。人がいると邪念が出て集中力欠けるし。

・・まあ登れないで終わることのほうが多いんですが・・その岩のことはすごく細かく覚えてます。登れてないけどね。それでも楽しい。

私のような小物がこんなことを言ったところで恥さらしに近いんですが、思ってるだけってのはよくない という話の延長です。。

 

本当に強い人はうらやましいですね。気持ちで最後のピースが埋められるようなクライミング。瞬間を逃さないクライミング。私は最後かもしれないその一手をいつも放してしまうばかりです。ぎりぎりまで頑張ってるのに。そしてどこかで、 危ないから余裕をもって登りたい というつまりさらに強くならないと無理なような・・かえって高いハードルを持ってしまうのです。でも余裕があるとまた達成感がちょっと違いますよね。ぎりぎりでも登れる気迫が欲しいんです。逃げない気持ちが。あと、ギリギリでも危険をコントロールできる能力。

やることがいっぱい、、ありすぎます。

 

 

 

 

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